仲介会社は選ぶ②

不動産取引では誰のために何をしなければいけないのかをエージェントが良く考える必要があります。

実例1

全国展開をしている大手仲介会社からの問い合わせで最近こんなことがありました。

お客様がフラット35利用すべく適合証明発行のための現場検査を行ったところ、1Fの1部屋に6.7/1000の床の傾きが確認されたのでその是正工事をお願いしたいという内容。

※6.7/1000の傾きとは1mで6.7mm床が傾いている・たわんでいるということ、実務では3m以上の距離をとって計測をします。つまり3mの距離をとって6.7/1000ということは約2センチもの傾きまたは、たわみがあることになります。

検査を行った建築事務所では自社にて工事を行っておらず、是正工事を依頼するにあたり、業者の選定基準として「既存住宅かし保険・リフォームかし保険」を扱える業者を選定して当社に問い合わせたということでした。

しかし、話をよく聞いてみると。。

①床の不陸の原因

まずその床の数値の原因を尋ねました。建物の傾斜によるものか、床の中央部付近のたわみなのか、また、壁の傾斜の数値はと

質問の返答は、私にはよくわからないので現場を見てほしいとのこと

診断者へその辺を確認できませんか?とお話しましたがとにかく現場を見てほしいとの回答。

不陸にも種類があり建物傾斜か床のたわみ等で大きく違ってきます。

構造上問題があるかどうか?が非常に重要なのですが。。。

②建物の築年数

次に建物の建築年月日を聞きました。

なんと建物はまだ築9年とのこと。。。

そこで、こう提案をしました。

ご存知の通り、新築した住宅の基本構造部分(柱や梁など住宅の構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分)に関しては完成引き渡し後から10年間になんらか欠陥が見つかれば、施工業差や不動産業者に対して、無料補修などが義務づけられていますから、それだけの傾きの数字があるのであれば、調査・是正工事とも、その義務責任のある業者へお願いするべきですと。そのほうがお客様の負担もなくなり(検査代・工事代)良いのではないでしょうか?と続けました。

しかし、その回答が信じられないものでした。

決済まで(対象不動産の引渡し行事)日がないので床の不陸を正常数値に戻してくれればいい!買主はその傾きは了承しているのでそこまでしなくとも問題ない!とのこと。。

意味が解りません。。

築9年でその傾きの数字の原因かわかりませんが、原因を特定しないまま引渡しを優先するとはびっくりです。

その傾きが、建築施工重要な欠陥だったらどうするのでしょうか?

地盤沈下・雨水等の流入等により土台が腐食、構造材の蟻害・土台等への柱等のめり込み・構造部材の欠損等、少し考えるだけでもこれだけ思い当たります。

これらの説明を買主様へ行ったうえでの「了承」なのでしょうか?とも質問しましたが、回答は無言。。

また、決済も売主様の都合上伸ばせない。とのこと(売主も自社の顧客)

買主様がこの話を聞いたらどうでしょうか?正直原因がわかるまで引渡し伸ばす協議をしたいと申し出ると思います。

結局、私は義務責任のある施工業者へ対応をすることを優先したほうが良いと強くアドバイスをしました。

しぶしぶ、そうします。と電話を切られましたが、アドバイス通りしていただけるとよいのですが。。

日々数字に追われている営業マンである彼が、アドバイス通りに行うのでしょうか?私は、別の業者へ同じような問い合わせをしていると思っています。

また、このケースでは「買主のことなど一切考えていません。」

仲介会社としての数字よりも安心と安全を優先すべきです。

前回同様、不動産屋に「こういうものです」「大丈夫です」と説明されれば、何も知らない消費者は、そういうものか。と思ってしまいます。

契約を急がず、建物インスペクション等を活用して最終的な購入への判断材料にすべきです。

自身の成績を優先されては困ります。買主に寄り添ってくれるエージェントを選びましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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