シーリング目地の剥離

インスペクション時、ほとんどの割合で遭遇するシーリングの目地やせや、界面剝離

主な原因としては、目地幅・目地深さ不足、プライマー塗布がない、三面接着など(バックアップ材やボンドブレーカーといわれる三面接着防止剤が使用されていない)等がある。

写真の場合は、断続的に剥離していることから、プライマー塗布がされていないとおもわれる。(土台水切りにプライマーのたれ跡等が見受けられない、剥離したサンプルにテカリがない)

全体的にシーリングの目地深さも確保できていないため、剥離したシーリングが剥がれ落ちてしまっている。

釘打ち込み箇所も全体的にムラだ、際に打ち込まれた箇所は割れ(合じゃくり部を除いたサイディングの厚い部分20~35mmの位置に打ち込む必要がある)、さらにサイディング小口から水を吸い上げてもろくなり、欠け落ちている。

目地シーリング部に躊躇なく樋受け金物が刺さっており、施工にいい印象は受けない。

既存住宅かし保険を利用の場合は、雨水の流入箇所を是正する必要があります。