仲介営業マンの嘘

築浅物件内覧同行の際、不動産仲介の営業マンが、見込み客に対しこんな説明を行っていた。
仲介営業マン【現在の建築基準法通りに建てられているので大地震でも安心です。倒れません!】
客【それなら安心だわ!】
仲介営業マン【建築基準法をクリアしていますし、もちろん検査済があります。震度7を超えても大丈夫です!】
客【いいわね!】
仲介営業マン【大きな吹き抜けもあって大空間ですよ】
客【素敵ね】
こんな【嘘】を、平気でセールストークにしているなんて。。
驚愕しました。
そもそも震度階は、
震度1 震度2 震度3 震度4 震度5弱 震度5強 震度6弱 震度6強 震度7です。
震度7を超える等級なんてありません。
基準法が求めている耐震性能といえば大体震度6弱~強程度ではないでしょうか。
しかも、【大きな損傷を受けても倒壊は免れる】ということで、その後も住める保証はありません。
倒れませんの根拠は何なんでしょうか?
今の時代の新築は、【法令を守って設計する】では、生命と財産を守ることにつながりません。
先の震災がそれを証明しています。

今は、建築基準法の何割増した性能を目指すか?ではないでしょうか。
吹き抜けは、床に穴が開いているわけですから、床の剛性と強度をもつことはもちろんですが、吹き抜け補強を考えた構造計算がちゃんと行われているかも大事です。
吹き抜けが大きい場合、床の水平構面の剛性を考えなければ構造は成り立ちません。 【箱に蓋】がない状態ですから、吹き抜けが大きいと箱として成り立たないわけです。
家を売ることを生業にしているこの仲介営業マン、家を単純に売ってしまえば終わりなのでしょう。
無責任な言動に同業者として怒りも覚えます。
私が【彼の言葉を正しく訳す】とこうなります。これを聞いた見込み客はどうでしょうか?
訳【建築基準法は最低基準のため、大地震には倒壊は免れますが、その後住める保証はありません。】
客【・・・・】
訳【4号建築物ですから仕様規定の安全検討、構造計算をしているかどうかは不明ですので、大地震時に倒壊する可能性もあります。】
客【・・・・】
訳【吹き抜けが大きいため、水平構面(床)の剛性に疑問があり、構造に不安があります。】
客【・・・・】
私にはこの様に聞こえます。
売りたいならもっと違うセールポイントはたくさんあります。
リスクという事実も同時に伝える必要があると思います。
そのうえで「判断」をプロとして求めるべきだと私は思います。
根拠のない営業トークには最近うんざりしてます。。
私は私の依頼されたインスペクション業務をきちんとこなし、現在の建物の状況をお話させていただきました。
普段は仲介業者のセールストークは聞き流すのですが、今回は度を越えていたので【嘘】説明部分は上手く訂正させていただきました。
結果、この営業マンは自らの無知と【嘘】によりこの見込み客の信頼を失いました。
建物は生命と財産を守るものです。家を売るとは何か?もっと自覚をもってもらいたいものです。
最近は,改めて地盤と基礎について勉強中です。
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