こんにちは、さいたま市の住宅購入エージェント建成です。
2020年までに小規模住宅でも省エネ適合を義務化する予定が、なんと実質的に見送りとなりそう。
【設計時の適合可否説明まで】って。。
理由としては【省エネ義務化に対応ができない事業者がある】とのことらしい。
新建ハウジング1月10日号より
随分ふざけてますね。。
外皮計算は正直難しくはないし、義務基準も相当低い。
なんで義務じゃないの?というのが私の意見です。
性能が低い≒寿命を縮める に等しいのに
住宅とは資産です。
住宅市場動向調査(※住宅支援機構調 住宅動向調査資料抜粋) では
事業者が重視する項目で、省エネルー性能を挙げた事業者は約9割もある。
事業者意識は高い。
住宅は最低でも生命・財産・健康を守ってこそ住宅なのです。
断熱性能を高めることは健康維持には欠かせません。
冬季において起床時室温が低いほど、血圧が高くなる傾向がみられた。
また、高齢者ほど室温低下による血圧の 上昇が大きくなるため、室温が低くならないように注意することが大切(国土交通省資料抜粋)
ヒートショックに関する入浴事故は、脱衣所平均気温18度未満(寒ければさ寒いほど)リスクが高まることが資料からもわかる。
交通事故死者数より多いのが現実。
消費者庁資料より
在来の浴室では、今でも数多く冬場に素足で入るには勇気がいります。
浴室共に脱衣所は寒さが厳しいところの一つ、石油ストーブを置く家庭も正直多いと思います。
うかっりミスで火災の原因になることもあるし。
結露対策にはならず、結露を生んでしまうことも。
各部屋で寒暖差が大きければ当然ヒートショックの可能性は高まる。
私の地元さいたま市でも冬は寒い。
体感温度は簡単に試算できます。
室温+壁・床・天井等の室内壁の温度の平均/2≒体感温度
室温は同じ20℃でも体感は全然違うんです。
それは熱は低いところへ移動する。
壁等の温度が低ければ体温を奪われますから
【寒い】と感じる。
夏では壁等の温度が高いため、体温が下がりずらい(熱をなかなか奪ってくれない)
【熱い】と感じるのです。
夏は熱中症
冬はヒートショック
寿命を縮める家でいいのか?
しっかり、省エネを考えていくと家計の負担もおのずと減っていく訳です。
日本の住宅断熱性能は、先進国で最低ラインなのは今では結構認知されています。
スマホでちょっと検索すれば日本の断熱性能の実態を警鐘するコラムはたくさん出てくる。
こんな事じゃいつまでたっても住宅の最低ラインの性能すら担保されない住宅が増える一方。
最低限の住宅性能を担保させて(耐震や省エネ等)初めて住宅業界が活性すると思う。
事業者と消費者共に性能を重視しています。
やっと当たり前のことが通常化してこうようとしている最中の出来事。
住宅金融支援機構※平成30年住宅市場動向調査資料より抜粋
省エネに対応できない住宅事業者は正直淘汰されてもいいと思います。
住宅の省エネルギー性能向上などに努める6団体はこのほど、国土交通省が募集した「今後の住宅・建築物の省エネルギー対策のあり方について(第二次報告案)」に関するパブリックコメントに共同声明を提出したと発表したようです。
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私も義務化には賛成の立場ですよ。
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